会長 森山瑞江

 練馬手をつなぐ親の会は、知的障害を持つ子の親が昭和28年に、全国でもいち早く結成した「親の会」です。
知的障害のある子どもは、就学猶予などとしてすべてが学校での教育を受けられなかった時代に、全員就学をめざしての運動や幼児教室の創設をしました。
また、日中活動として福祉作業所作りなど、その時代に先駆けるように活動してまいりました。
先人たちが、我が子には間に合わないかもしれないという思いの中、障害児を抱えて運動を広めていき、次々とそのバトンは世代を超えて引き継がれています。
時代と共に、その活動は変化をしてまいりましたが、障害を持つ我が子を思う気持ちには何ら変わりありません。
障害者権利条約の批准やICF(国際生活機能分類)の考え方を基軸に社会が大きく変わっていくことを希望に、障害の有無にかかわらず、誰もがのびのびと「ずっとこの街で暮らしたい―仲間とともに」を合言葉にして活動してまいりたいと思います。
練馬手をつなぐ会にご理解とご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。